こんにちは。劇団四季が大好きなASAKO★です。
今回は、劇団四季『リトルマーメイド』の衣装について、ご紹介します。
『リトルマーメイド』の衣装は、劇団四季のどの作品よりも華々しいですよね。
特に、原色を使った衣装が多いので、舞台がとっても明るいです。
しかし、作品中にはその衣装の色がシーンによって変わっていることにお気づきですか?
その理由なども、これから1つずつご説明します。
劇団四季アリエル:衣装の秘密!
劇団四季のアリエルは、作品中に6回着替えます。
海の中のシーン、地上でのシーンと衣装が分かれています。
『リトルマーメイド』で使われている衣装やカツラ、その他の装飾品も含めると約500点にものぼります。
劇団四季アリエルの衣装を支えるスタッフのすごさ
公演中には3人の衣装スタッフが舞台袖で常に待機。
ダンスなど激しい場面で本番中にボタンなどがとれることも、よくあることだそう。
そんな時も、すぐに衣装の手直しができるように、衣装スタッフは針と糸を持って待っています。
アリエルの6人のお姉さんたちのドレスもすごいですよ。
舞台の照明が当たるとキラキラして見えるあの衣装は、なんと、約5500枚のスパンコールがついています。
スパンコールをつけることで、うろこを表現しているんです。
このスパンコールも1つ1つが全て手縫いで、1着を仕上げるのに数か月かかるんだとか・・・。
まさに、職人技ですよね。
機械では作ることができないからこそ、細部までこだわることができます。
劇団四季アリエルの衣装の色使い/海の中と地上で全く違う!?
そして、海の中と地上での衣装には色使いにも違いがあります。
海の中のシーンでは、アリエルが住んでいる現実の世界を表現するために、原色に近い色を使っています。
6人のお姉さんたちの衣装を見てもらって分かるように、鮮やかな色の衣装ばかりです。
そして、地上のシーンでは、アリエルが望む世界として、まるで絵本のような色使いなんです。
アリエルが地上で着ている緑の衣装は、人魚姫の時の衣装より、少しくすんだ色です。
そういう色使いでも劇団四季は工夫しているんですよね。
確かに、海の中ではアンダーザシー♪などをみんなで元気に歌っていますから、原色のようなビビットカラーの方がしっくりきますね。
私たちの現実世界では全身ビビットカラーの服を着るということは、ほとんどないと思います。
そこも、海の中の現実世界と、地上の現実世界のギャップみたいなものがあって面白いです。
アリエルが地上に憧れていたように、私もできることなら、海の中に行って派手な色の服を着て歌って踊ってみたい!
若い時ならまだしも、子供をもつ年齢ともなると、地上では難しいです。
海の中でできるなら・・・。
劇団四季は、どうやって物語が変わっていくところを表現するのか?
どうしたら観てくれる人たちに、作品の良さが伝わるのか?
それを考え抜いた結果、衣装の色や生地などとても細かい部分までこだわっているんです。
そして、人間になったアリエルの衣装も、人魚姫を思わせるうろこのようなデザインになっています。
なので、その部分が見えると「あ、アリエルは人魚姫だったな」と思い出させてくれるんですよ。
そういう部分も、アリエルが覚悟を持って地上に上がってきた思いが伝わってきます。
このカラフルな衣装は、劇団四季の作品の中でも『リトルマーメイド』がダントツ華やかです。
なので、作品を観た後でも、観る前でも目に焼き付いて忘れられません。
こんな、衣装へのこだわりや裏側があるのを知ると、もっと楽しくなりませんか?
今回は、劇団四季アリエルの衣装についてご紹介しました。
アリエルと言えば、あのとんがった逆三角形の髪型も気になりませんか?
髪型についてはこちらでご紹介しています。
劇団四季アリエルの髪型が変?!その理由やメンテナンスの大変さとは?
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント