クレイジー・フォー・ユーの感想!歌・ダンス・あらすじ初観劇レポまとめ!劇団四季

こんにちは。劇団四季が大好きなASAKO★です。

今回は、劇団四季の『クレイジー・フォー・ユー』を初めて観た感想を書きます。

『クレイジー・フォー・ユー』を観ようか迷っている人は、すぐポチッとチケットを買った方がよいです!!

それほど、この作品は楽しかったです!!

これから、ダンスや一番好きなシーン、あとはキャストについて、として全体的な感想を1つずつご紹介します。

※ネタバレご注意ください。


クレイジー・フォー・ユーの感想:ダンスはとにかく見ごたえがある

『クレイジー・フォー・ユー』は、最初から最後まで、とにかく踊る踊る踊る!作品でした。

事前に見たチラシや動画では、踊り子さんたちがピンクの衣装を着てラインダンスをしている姿などが映っていました。

なので、ダンスは多いんだろうなと思っていましたが、ここまでとは思いませんでしたね。

ダンスの種類は、タップダンスやラインダンス、社交ダンス、そして一瞬ですがクラシックバレエなども出てきます。

シーンによってダンスが変わるので、とにかく観ていて飽きないです。

 

特に、斎藤洋一郎さん演じるボビー・チャイルドのタップダンスはとっても素敵でした。

斎藤洋一郎さんはスラッとした体型なのですが、それがタップダンスにピッタリでした。

その軽快なタップダンスのリズムと、ボビー・チャイルドがダンスに酔っている感じがとっても良かったです。

さらに周りの踊り子さんたちによる、終始明るいダンスは元気をもらえますね。

また、アイリーン・ロスを演じた恒川 愛さんによる、情熱的な大人の女性の魅力を感じさせるダンスには、ドキドキしていまいました。


クレイジー・フォー・ユーの感想:サーカス団のような身体能力の高さがすごい!

個人的には、ダンスの時にドキドキハラハラするようなシーンがたくさんありました。

まず、ボビーが第1幕で車の上に乗ってタップダンスをしながら駆け下りてくる場面です。

階段もないのにどうやってそんなに軽やかに降りてこられたの?!と目が点になりました。

ですが、ボーっとしている時間はありませんでした。

とにかくボビー役の斎藤洋一郎さんのタップダンスが軽快すぎてこっちまで楽しくなります。

斎藤洋一郎さん、回転の勢いが良すぎて、途中少しすべっていました。

ですがそんな時もすぐ体制を立て直す体幹の良さは、さすがですね。

 

そして、第2幕『Sttif upper lip』では、机の上にイスを3段くらい積んで駆け上がり、てっぺんでボビーとポリーが歌います。

その椅子の積み上げから主役の2人が登って歌うのまでほんと一瞬でした。

個人的には、心の中で「落ちない?大丈夫?」と思いながら観ていました。

 

また、建物の2階から回転しながら降りてくる人もいて、もはや私が観に来たのはサーカス?!状態でした。

女性アンサンブル役の方たちも、斧のような物の上に片足でたったままもう片足を上げ下げしながら回転していました。

『クレイジー・フォー・ユー』ではかなりの身体能力が必要なのを実感しました。

劇団四季には元運動部だった人も多いですし、そういう人たちは『クレイジー・フォー・ユー』で大活躍ですね。


クレイジー・フォー・ユーの感想:一番好きな場面

一番好きな場面は、「I got Rhythm」でした。

この曲は、ポリーがみんなを励ますための一曲です。

町の再起のために、みんなが頑張って準備した公演でしたが、観客が”0”であったことで空気はドンヨリしてしまいます。

そんなとき、いきなり”カン!カン!カン!カン!”と音が鳴るので目をやると、建物の屋根のトタンを金づちで叩いているではありませんか!

そこから、スコップや金づち、ステンレスのお盆?など様々な工具や道具を楽器の代わりにしながら、全員で踊ります。

行き詰まって、みんな少しやけくそになっている感じを、この場面で私は感じ取りました。

みんながみんな、家で子供がやっているとついつい注意してしまうような、道具の用途とは全然違う使い方ばかりしていましたね。笑

目からはダンス、そして耳からはいろんな道具の音が聴こえてきて楽しかったです。

そして、ニューヨークの都会の街にはないような、スコップや金づちを使うことで、”砂漠の町らしさ”が伝わってきました。

 

ザングラーに変装したボリーと男たちが一列になって、タップダンスをするところからさらに盛り上がります。

正直これを観ながら、何の反応もなく劇場のイスにじっと座っておく方が無理なのでは?!と思うくらい私の心の中は大興奮でしたね。

町のみんながダンス1つで熱くなっていく、あの工程がたまらないと思いました。

後で口コミを見ると、『クレイジー・フォー・ユー』の中でこの場面が1番人気だそう。

それを見て、そりゃそーだ!と1人で納得しました。

まるでフィナーレのように第1幕の終わりに向けてどんどん盛り上がっていくあのステージは、本当に見事でした!



クレイジー・フォー・ユーの感想:キャストは誰?どうだった?

私が観た時のキャストは、こちらです。

 

ボビー・チャイルド役の斎藤洋一郎さんは、”ボンボン”の雰囲気がすごかったです。

ボビー・チャイルド役には萩原隆匡さんもいます。

ですが、斎藤洋一郎さんは萩原隆匡よりも良い所の出のお坊ちゃま感がありますね。

大学を出てから10年、本当にダンスが好きで銀行の仕事は身になってない浮かれた雰囲気がすごいです。

 

ポリー・ベーカーの相原萌さんは、足を広げて座っているところからは男の中で育ってきた感があります。

その時は気の強い声で台詞を言っていますが、恋をすると一気に表情や声も変わります!

元々、相原萌さんは容姿がとっても素晴らしく美しいので、とにかく笑顔が可愛いですね。

相原萌さんを調べてみると、学生時代はバレーボール部だったとか・・・。

長時間でも駆け抜けられる体力は、バレーボール部で鍛えられたんでしょうね。

相原萌さんについて、詳しくはこちらをご覧ください。

 

『クレイジー・フォー・ユー』の中のムードメーカーと言えば、ムースとパッツィですね。

ムースは町の男たちの中の1人で、脇が少し臭いますが体格が良くて柔らかい雰囲気です。

ベラ・ザングラー(ボビー)に「良い話と悪い話がある」と言われ、結果的に踊りからは外されます。

渡されたコントラバスをギターのように構えて持つ場面は、わざとやっているじゃないというのが分かります。

天然っぷりがわかりました。

ムース役の荒木勝さんは、私が知っている情報では2005年からずっとムース役のようです。

あの雰囲気はなかなか出せないです。

そして、同じく天然キャラにはパッツィという踊り子の女性がいます。

パッツィ役の濱絢音さんは金髪が良く似合いました。

パッツィは、1人だけ作戦会議の内容が分かっていなかったり、変なタイミングで手を上げてお手洗いに行ったりして面白かったです。

とにかく目立つ場面が多かったですね。

濱絢音さんは割と小柄ではあるものの、とびきりの笑顔をキレのあるダンスです。

なので、踊り子の中にいても完全に目立っていました。



クレイジー・フォー・ユーの感想:客層・歌など全体的に

お客さんは年齢層高めの人が多いのかな?という印象でした。

昔から劇団四季のファンであったり、過去に『クレイジー・フォー・ユー』を観たことがあって、もう一度観に来ているのかな?という感じです。

『クレイジー・フォー・ユー』は大人向けの話なので、小さな子供さんはほとんどいなかったです。

1人私が見かけたの子で年長か小学1年生くらいだったと思います。

半年前に『ジョン万次郎の夢』を観た時は後部席は結構空きがありましたが、今回は満席でした。

こんな田舎の平日の夜にもかかわらず、こんなにお客さんが集まるなんてすごいです。

『クレイジー・フォー・ユー』の人気ぶりが分かりました。

 

『クレイジー・フォー・ユー』の中で流れる歌は、どこかで聞いたことのあるような曲ばかりでした。

初めて聞いただけでこんなに気持ちよくなるって、作曲したガーシュインはすごいですね。

『クレイジー・フォー・ユー』は物語の中ではギャグの要素もありながら、ダンスでは観ている人を飽きさせないので、まさにコメディでした。

作品の中では最初はいろんな人がそれぞれ片思いをします。

え、そこで恋をする?なんて言うような一目惚れのシーンもあったりして、思わずクスッと笑っちゃいます。

個人的には、アイリーンがとっても素敵な女性になったなぁと思いました。

最初はボビーに結婚をせがんでいたのに、最後は砂漠のホテルのオーナー、ランクと結ばれます。

アイリーンは最後は、いかにもニューヨークの町にいそうなお金持ちの女性の服装から、動きやすそうなワンピースに白いエプロンを付けていました。

自分の幸せのために相手を手に入れようとするのではなく、自分も一緒に変わるというのが分かって、ホッコリしました。

 

『クレイジー・フォー・ユー』は休憩入れて3時間ありましたが、あっという間でした。

長すぎることもなく、物足りないということもなく、とにかく満足の3時間でした。

『クレイジー・フォー・ユー』がまた公演される時は、また絶対に観に行きたいです!

今回は、劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』の感想について書きました。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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