こんにちは。劇団四季が大好きなASAKO★です。
今回は、劇団四季ファミリーミュージカル『ジョン万次郎の夢』についてのご紹介です。
大人から子供まで楽しめるこの『ジョン万次郎の夢』ですが、歴史の話ということもあって、気になる事がたくさんありますよね!
実際に、私が5歳の娘と観劇した経験を元に書いていきます。
また、『ジョン万次郎の夢』の上演時間、あらすじ、登場人物、曲や歌、子供も楽しめる?など、1つずつみていきましょう。
ジョン万次郎の夢の感想は?上演時間はどれくらい?
劇団四季『ジョン万次郎の夢』の上演時間は、第1幕約55分、休憩15分、第2幕約55分の、計約2時間5分です。
劇団四季の作品の中では、上演時間は短いほうなんです。
参考までに、劇団四季の作品別の上演時間をご紹介します。
作品名 | 上演時間 |
アナと雪の女王 | 約2時間25分 |
アラジン | 約2時間45分 |
ウィキッド | 約3時間 |
キャッツ | 約2時間40分 |
ライオンキング | 約2時間40分 |
リトルマーメイド | 約2時間35分 |
美女と野獣 | 約2時間35分 |
クレイジー・フォー・ユー(全国公演) | 約3時間 |
エルコスの祈り(全国公演・ファミリーミュージカル) | 約2時間 |
『ジョン万次郎の夢』はファミリーミュージカルといって、大人だけでなく子供も楽しめる内容です。
子供と一緒に観るとなると、2時間くらいがちょうど良いかなと思います。
小学生を中心に人気の『ポケットモンスター』の映画の上映時間は、1時間40分前後なんです。
『ジョン万次郎の夢』は休憩15分を入れて約2時間となっているので、他の映画などと観ている時間はだいたい同じくらいですね。
小学生よりもう少し年齢が低い幼稚園・保育園の子供と観るとなると、少し子供にとっては長く感じるかもしれません。
幼児に人気の『おかあさんといっしょ』ファミリーコンサートを例にあげてみます。
『おかあさんといっしょ』ファミリーコンサートの上演時間は約60分です。
この年齢の子供が集中して観れる時間を考えて、この時間になっているようです。
実際に私は5歳の娘と『ジョン万次郎の夢』の夢を観ましたが、途中お話が多い部分では飽きているような様子でした。
ですが、途中に15分休憩時間があるので、トイレなどに行って気分がリセットされてからは、娘は第2幕も集中して観ていましたよ。
大人にとっては、もう少し観たかった!!と感じる長さかもしれません。
ですが、物語の展開などは特に違和感を感じるようなところはなく、満足できる作品です。
ジョン万次郎の夢の感想は?あらすじは?登場人物はだれ?
この『ジョン万次郎の夢』のあらすじを簡単にご紹介します。
『ジョン万次郎の夢』は、江戸時代の終わりから明治にかけての、日本とアメリカについてのお話です。
当時、日本は外国との交流を禁止(鎖国)していました。
なので、自分たち日本人以外に海の向こうにどんな人たちがいるのか分かりません。
きっと、海を越えたら鬼のような怖い人たちがきっと住んでいるにちがいないと、日本のみんなは思っていたのです。
そんな時に、14歳だった”ジョン万次郎”と仲間たちは、魚を獲るために船に乗るのですが、なんとそのまま漂流していまいます。
そして、ジョン万次郎たちを助けたのがアメリカの捕鯨船でした。
そのままアメリカへ渡ることを決めたジョン万次郎を待っていたのは、恐ろしい鬼ではなく、温かい人たちだったのです。
ジョン万次郎は、その事実を日本の人々に伝えたいと、日本の人々の心を開く行動に出るのです。
同じ日本人同士でも、それぞれの家庭によってルールとか習慣って違いますよね。
”カルチャーショック”なんて言葉が使われることもあります。
小さいことを言えば、玉ねぎの皮を剥いてから切る人もいれば、皮を全部剥いてから切る人など挙げればきりがありません。
日本人の友達や結婚相手でも、なかなか相手を受け入れるのが難しい時ってありますよね。
ジョン万次郎が行動したのは江戸時代~明治時代にかけてだったので、今よりもっと周りから非難や批判をされたと思います。
「外国」ともなれば、言葉だけでなく、文化、習慣がもっともっと違うわけです。
それをいきなり受け入れるというのは、当時はかなりハードルが高かったことは容易に想像できます。
ジョン万次郎が、そんな「鎖国」状態の日本、そして人々の心をどうやって開いたのかというのが、この作品の見どころです♪
ジョン万次郎の夢の感想は?観劇した感想や口コミはどう?
『ジョン万次郎の夢』を観た感想や、口コミをご紹介します。
娘はミュージカルの鑑賞はこれが初めてでした。
ジョン万次郎の夢おの感想は?大人が見ても面白い?
私は2023年7月24日に山口・KDDI維新ホールで観劇しました。
3階席の右側からの観劇だったので、始まる前は、「遠いな~」と思っていたのですが、始まるとそんなこと忘れるくらい集中していました。
ですが、オペラグラス(望遠鏡のようなもの)は必須だと感じました。
実際の客席からの写真は、こんな感じです。
私はあまり歴史のことや歴史の人物などにこれまで興味が薄かった人間です。
ですが、島村さん演じる万次郎が、どんなに周りに否定されても諦めないところや、失敗を恐れないところなど、心を揺さぶられるところが多かったです。
歴史の話というよりも、万次郎がどういう行動を起こして、周りの人たちの心をどうやって開いたのか?
そういう人の心情的な場面が多かったです。
また、ミュージカルの中で日本人がアメリカのことを”メリケン”と呼ぶのですが、ここでハッと気が付いたことがありました。
私の祖母はよく、”メリケン粉”という言葉を使っていました。
メリケン粉=小麦粉というのは、理解していたのですが、今日ここで観劇したことで点と点が繋がりました!
メリケンとは、”アメリカ”という意味だったのだと!!
アメリカン=メリケン・・・といった具合でしょうか。
今この令和の時代にそのように呼ぶ人はいないと思いますが、本当にそういう時代があったのだと繋がって、ついつい嬉しくなりました。
また、主役の島村幸大さん初め、キャストの方たちのパフォーマンスが本当に素晴らしかったです。
ホイットフィールド船長役の北澤裕輔(きたざわゆうすけ)さんが、本当に外国の船長のようでかこよかったです!
ジョン万次郎の夢の感想は?子供の反応はどう?
私は今回、5歳になる娘と一緒に観劇しました。
幼稚園~小学生のお子さん連れの方がとても多かったです。
さすが、劇団四季のファミリーミュージカル!!
結論から言うと、年中(4歳~5歳)くらいからであれば楽しめる場面もあるかな?といった感じでした。
娘は初めてのミュージカルでした。舞台で踊る人になりたいと言うので、いい機会だと思ったのです。
正直、第1幕まではなんとか見ていましたが、休憩のあと第2幕はゴソゴソすることが多かったです。
ネタバレになるのであまり言えませんが、第1幕では、英語が分からない日本人が変な翻訳をして、それが結構ユニークです。
会場全体も笑いに包まれていました。
また、大道具や小道具が使われているので、それに娘は興味津々でしたね。
第2幕になると、どっちかというと、お話が多くなるので少し退屈そうでした。
万次郎たちは土佐の出身なので、地方の方言なども使われています。
そういうのが分からない子どもは途中で集中力が切れてしまうかもしれませんね。
でも、娘も聞いたことのある歌があったりもしたので、最後まで観劇することはできました。
娘的には、ホイットフィールド夫人がとてもお気に入りだったようです。
確かに、ホイットフィールド夫人役の織笠さん、とても歌もお上手でびっくりしました。
当日のキャストはこちらでした。
娘はまだ歴史のことは分かりませんが、英語という日本語以外の言葉を話す人たちがいるということは把握しています。
なので、万次郎たちが英語の翻訳を間違えているときの場面も、楽しんでいましたよ。
また、小学生くらいになると、学校で歴史も学んでいると思います。
歴史が好きな子もそうではない子も、こういうミュージカルをきっかけに、もっと歴史について知るきっかけになるのではないでしょうか?
そこには、劇団四季のさまざまな工夫がされていますので、いい機会だと思います。
ジョン万次郎の夢の感想は?心を開いての歌や曲はどう?
『ジョン万次郎』の夢では、他のディズニー作品やキャッツなど馴染みのある曲ではないのでどんな曲や歌なんだろう?と気になりますよね。
ジョン万次郎の夢は、アメリカと当時江戸時代の日本のお話です。
アメリカと日本でそれぞれその国らしい曲が、BGMとして流れますよ。
ジョン万次郎の夢のテーマ曲として、第一幕・第二幕の一番盛り上がるところで歌われるのが、「心を開いて」。
この「心を開いて」という曲は、作詞は劇団四季文芸部、作曲は三木たかしさんです。
この作曲を担当している三木たかしさん。
三木さんは2009年5月11日に64歳で亡くなられているのですが、めちゃくちゃ沢山の、しかも有名な楽曲に携わっています。
- 石川さゆり(津軽海峡冬景色)
- 坂本九(心の瞳)
- テレサ・テン(時の流れに身をまかせ)
- ドリーミング(アンパンマンのマーチ、勇気りんりん)
すみません、あまりにも坂本さんの楽曲が多すぎて、、。私が知っている曲で有名な曲をいくつかピックアップしてみました。
演歌・童謡・アニメソング・学園歌・その他舞台まで約2000曲を手がけました。
そんな日本を代表する三木さんが手がけたこのジョン万次郎の夢の「心を開いて」という曲。
私は、この観劇後に三木さんがこの曲を作曲したということを知りましました。
ですが、劇中初めて聞いたとは思えないほどの心地よい音の流れ。
「なんだ、このずっと前から聞いていたような心地よさは?!」
そのくらい、初めてとは思えない楽曲です。
この舞台の終盤を飾る曲なわけですから、お客さんの心をグッとつかむのに重要な一曲ですよね。
ジョン万次郎の夢のプログラムを買ったら、歌詞や楽譜が載っていますので、帰ってから歌ってみるのも良いですよ!
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